新年(旧暦)
最後に書いてから半年もたったのね...。というか半年しかたってないのか。モンゴルでは、昨日からツァガーンサルという、モンゴルのお正月に入りました。どうやらFACEBOOKなどを見ていると、マレーシアのChinese New Yearと重なっているようで、やっぱり旧暦ということで、ぜんぶ一緒なのかしら。
最後に、Nalaihkへ行きました♡ と書いて以来、忙殺、まさに忙しくて殺されそうな日々を送りました。いや、しんどかったしんどかったしんどかった。とくに、年が明けて(新暦のほう)始まった2週間の集中講義が、最後のとどめというか...。というわけで、本当に仕事以外何も、一粒もしていないと思う。睡眠時間を確保するので精いっぱい。設計業よりきつかった。おかげでせっかく覚えたモンゴル語も忘れ、せっかく見つけたお気に入りのカフェに行くこともなく(その間に、お気に入りポイントの一つだった、下にある洋書のお店がなくなってた)、新しく誰かに出会うこともなく(もちろん新しい学生とはたくさん出会ったが)、何にもないない、ないない尽くしの半年だったわーーーー!
でも、冬休みは帰国しました。友達にあったり、映画館に行ったり、鎌倉に行ったり、図書館に行ったり、温泉に行ったり、楽しく(ちょっと動きすぎて疲れたけど)過ごしました。そこで、こんな本を発見。
宮崎里司、杉野俊子「グローバル化と言語政策」明石出版
横浜で、中央図書館の目と鼻の先にあるという魅力的なゲストハウスを見つけて2泊ほど滞在していたときに見つけました。漠然と、まず「グローバル化」というのは、日本語教師になろうと思った、そもそもの理由というか、疑問点であり、「言語政策」という言葉は、モンゴルへ来て知り合ったJICAの方が、今興味があることとして話してくれた中にあったもの。「ふーん、そういう研究もあるんだ(興味なし)」くらいにしか聞いてなかったんだけど、なぜか「言語政策」という言葉だけは頭に残ったのでした。
ということで、手に取って読み始めたんだけど、ひさびさに胸がわくわくどきどきした。なんか「見つけた!」という予感。「グローバル化」「多言語政策」「多文化共生」そして「言語におけるサステイナビリティ」。「多文化共生」や「多言語主義」とサステイナビリティが結びつくとは発想しなかった。ずっと、グローバル化と経済言語、そして多文化共生のジレンマというか、「結局は英語だよね」、「結局は市場主義だよね」というあきらめみたいな気持ちに苛まれてきたけど、もう一度考えてみたいと思った一冊でした。
とくにCEF-R。今まで、CEF-R=CAN DOシラバスくらいのイメージしかなかった。しかもシラバスだけ一人歩きしてる感があって、それは日本語教育に限る話だけかもしれないけど、とにかくあまり興味なかったのよね。ところが、このCEF-Rの根底に流れている「多言語主義」の理念に感動したのでした。ヨーロッパに存在する多数の言語、それを「豊かさ」と捉える。本当にそこだと思うのよね。ということで、今度はCEF-Rの翻訳本を手に取ったわけなんだけど、そこでtime-outで、とりあえず衝撃を受けた、この本だけ購入して戻ってきました。
春セメスターが始まって、コマ数が減ったこともあり、週末1日くらいは働かなくてよくなって(平日、さぼらずきちんと稼働すればの話)、少しずつ本を読み返しています。日本における言語政策、多文化共生を考えるとき、難民問題、移民問題もからんできて、そっちの知識も別の媒体で漁ったりしているので、遅々として進まないわけなんだけど、これが勉強であって、やっぱり
楽しい。
どうしても、純粋に日本語教育とか、ひいては教育論とか指導方法とか、そういう方向へいけないんだわ。どうしても興味ない。というのは、自分で学習しても思うし、学生を見ていても思うし、結局のところ「できる人は何やってもできるし、できない人は何やってもできない」さらに、「これという魔法のような方法は存在していなくて、いい方法というのは人によって違う」と痛感するからなんだな。講習生のころは、これこそ良い教育方法である!というものを目指して期待に胸ふくらませていたのだけれど、ある程度はあるとは思うんだけど...そのある程度ということの研究は人にまかせておけばいいかな。わかったら教えてください的な。これが正直なところなんだと思う。
これからどうするのか、まだわからないけど、とりあえず日本語教育という生活手段はしっかり確保しつつ、自分の考えや答えみたいなものを探していきたいなと思う。それで修士が取れたらラッキーだし、その修士と日本語教師の経験をもって、さらにいろんな世界へ飛び込んでいけたら幸せだと思う。今はまず、心のままに情報を吸収していこう。いつものように3日坊主じゃないことを見定めなければ。
Guest House FUTARENO
すぐそこに、でっかい横浜中央図書館があって、桜木町の駅まで降りていけば紀伊国屋もあるし、そもそも野毛が近いし、映画館もある。なんて素敵なロケーション!出会ったお客さんも、みんな気さくで素敵だったし、オーナーご夫婦もあたたかくて、居心地がよかった。ただニュージーランド出身のおじさんの弾丸トークを、ほぼ聞き取れない自分に愕然としました。戻ってきて、毎日英語の勉強をしている今日この頃。
最後に、Nalaihkへ行きました♡ と書いて以来、忙殺、まさに忙しくて殺されそうな日々を送りました。いや、しんどかったしんどかったしんどかった。とくに、年が明けて(新暦のほう)始まった2週間の集中講義が、最後のとどめというか...。というわけで、本当に仕事以外何も、一粒もしていないと思う。睡眠時間を確保するので精いっぱい。設計業よりきつかった。おかげでせっかく覚えたモンゴル語も忘れ、せっかく見つけたお気に入りのカフェに行くこともなく(その間に、お気に入りポイントの一つだった、下にある洋書のお店がなくなってた)、新しく誰かに出会うこともなく(もちろん新しい学生とはたくさん出会ったが)、何にもないない、ないない尽くしの半年だったわーーーー!
でも、冬休みは帰国しました。友達にあったり、映画館に行ったり、鎌倉に行ったり、図書館に行ったり、温泉に行ったり、楽しく(ちょっと動きすぎて疲れたけど)過ごしました。そこで、こんな本を発見。
横浜で、中央図書館の目と鼻の先にあるという魅力的なゲストハウスを見つけて2泊ほど滞在していたときに見つけました。漠然と、まず「グローバル化」というのは、日本語教師になろうと思った、そもそもの理由というか、疑問点であり、「言語政策」という言葉は、モンゴルへ来て知り合ったJICAの方が、今興味があることとして話してくれた中にあったもの。「ふーん、そういう研究もあるんだ(興味なし)」くらいにしか聞いてなかったんだけど、なぜか「言語政策」という言葉だけは頭に残ったのでした。
ということで、手に取って読み始めたんだけど、ひさびさに胸がわくわくどきどきした。なんか「見つけた!」という予感。「グローバル化」「多言語政策」「多文化共生」そして「言語におけるサステイナビリティ」。「多文化共生」や「多言語主義」とサステイナビリティが結びつくとは発想しなかった。ずっと、グローバル化と経済言語、そして多文化共生のジレンマというか、「結局は英語だよね」、「結局は市場主義だよね」というあきらめみたいな気持ちに苛まれてきたけど、もう一度考えてみたいと思った一冊でした。
とくにCEF-R。今まで、CEF-R=CAN DOシラバスくらいのイメージしかなかった。しかもシラバスだけ一人歩きしてる感があって、それは日本語教育に限る話だけかもしれないけど、とにかくあまり興味なかったのよね。ところが、このCEF-Rの根底に流れている「多言語主義」の理念に感動したのでした。ヨーロッパに存在する多数の言語、それを「豊かさ」と捉える。本当にそこだと思うのよね。ということで、今度はCEF-Rの翻訳本を手に取ったわけなんだけど、そこでtime-outで、とりあえず衝撃を受けた、この本だけ購入して戻ってきました。
春セメスターが始まって、コマ数が減ったこともあり、週末1日くらいは働かなくてよくなって(平日、さぼらずきちんと稼働すればの話)、少しずつ本を読み返しています。日本における言語政策、多文化共生を考えるとき、難民問題、移民問題もからんできて、そっちの知識も別の媒体で漁ったりしているので、遅々として進まないわけなんだけど、これが勉強であって、やっぱり
楽しい。
どうしても、純粋に日本語教育とか、ひいては教育論とか指導方法とか、そういう方向へいけないんだわ。どうしても興味ない。というのは、自分で学習しても思うし、学生を見ていても思うし、結局のところ「できる人は何やってもできるし、できない人は何やってもできない」さらに、「これという魔法のような方法は存在していなくて、いい方法というのは人によって違う」と痛感するからなんだな。講習生のころは、これこそ良い教育方法である!というものを目指して期待に胸ふくらませていたのだけれど、ある程度はあるとは思うんだけど...そのある程度ということの研究は人にまかせておけばいいかな。わかったら教えてください的な。これが正直なところなんだと思う。
これからどうするのか、まだわからないけど、とりあえず日本語教育という生活手段はしっかり確保しつつ、自分の考えや答えみたいなものを探していきたいなと思う。それで修士が取れたらラッキーだし、その修士と日本語教師の経験をもって、さらにいろんな世界へ飛び込んでいけたら幸せだと思う。今はまず、心のままに情報を吸収していこう。いつものように3日坊主じゃないことを見定めなければ。
すぐそこに、でっかい横浜中央図書館があって、桜木町の駅まで降りていけば紀伊国屋もあるし、そもそも野毛が近いし、映画館もある。なんて素敵なロケーション!出会ったお客さんも、みんな気さくで素敵だったし、オーナーご夫婦もあたたかくて、居心地がよかった。ただニュージーランド出身のおじさんの弾丸トークを、ほぼ聞き取れない自分に愕然としました。戻ってきて、毎日英語の勉強をしている今日この頃。
by chiezo-h
| 2018-02-17 18:06
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